実施レポート

2012年

10月13日(土)14日(日) つくりまくりキャンプ2012@高槻市立摂津峡青少年キャンプ場

9月8日(土) 羽曳が丘小学校土曜子どもクラブ@羽曳が丘小学校

時間:9:30~12:30

会場:羽曳が丘小学校体育館

参加者:子ども11人 +大人数人

主催:羽曳が丘小学校土曜子どもクラブ

製作楽器:竹スリットドラム

スタッフ:高玉、大谷、梅田、北村、山根、笠松

 

▼報告

羽曳野市の羽曳が丘小学校にて竹スリットドラムのワークショップを実施。参加者は小学校3年以上の11人。今回のワークショップは3月に実施したLIC羽曳野でのワークショップに参加いただいた保護者の方よりのご提案、企画だったため、手づくり楽器の森の趣旨を理解してくださっており、とても動きやすい環境の中で実施することができた。付き添いの親御さんもサポートに徹してくださり、参加した子ども全員が自分の力で作り上げることができた。

また今回企画くださったPTAの皆さまからも、普段ついつい時間で区切って子どもたちに作業させてしまうが、今回のワークショップではそれぞれの子どものペースに合わせて作業させているのが新鮮だったという意見をいただいた。子どもたちそれぞれが自分のペースで、とことん自由に作ってもらうという、手づくり楽器の森のスタンスは大切なことだと改めて感じた。

 

▼気付いたこと、改善策

・途中でいやになってしまった子どもにどうしてあげればいいかがわからなかった。

->少し見本を見せて自分でやりたいという気持ちを引き出してみる。

 

・周りの音や他の子の進み具合が気になって集中できないとき、どうしたらいいのか。

->スタッフが周りを気にしている中で子どもだけに集中しろと言ってもできない。なのでまずスタッフが周りを気にせずに集中することを心がける。すると子どももそれを見て一緒に集中することができる。

 

・引き回し鋸でスリットを削る作業、うまくいっていないときに手を添えて姿勢を正してみるがうまくいかない。

->形を教えるだけではなく、しばらくそのまま一緒に削ってみて削る感覚がどんな感じかを体験してもらう。そうすると体が感覚を覚えてコツをつかみやすくなる。

 

・演奏の部分ではもっと低音がほしい。ベースとなるリズムを刻む楽器が必要。

->低音の楽器の導入を検討する。

 

・演奏の際、完全に自由に叩いてというとやりにくいようだが、決めたリズムを叩いてもらう中で、それぞれが好きなように叩くのはそれはそれでよいと思う。

・大人だけ叩いて、子どもは休憩、その逆などをやってみると、自分の叩く音を再認識できる。

・もう少しコール&レスポンスがほしい。

・ファシリテーターと、ベースリズムはしっかり分けた方がよい。

->今回30分の演奏ワークショップは流れはよかったと思う。今後も30~40分くらいを目安にスタッフでシュミレーションして構成、タイミングなどを組み立てる。

->共通の合図(始まりのリズム、終わりのリズム)を決めておくと、安心できて集中しやすい。

 

 

▼感想(ふりかえりより)

・スタッフが少ないかなと思ったが、付き添いの親御さんがしっかりサポートしてくださったのでよかった。

 

・スリットを削る作業を見ていた付き添いのお母さんが「うちの子がこんなに集中したところを見るのは初めて」とおっしゃっていたのを聞いてとてもうれしかった。

 

・今回は子どもたちが引き回し鋸、クラフトナイフの使い方のコツをつかむのが早かったように思う。羽曳が丘小学校の土曜子どもクラブで定期的に色々な活動に参加しているとのことなので、日常的にそういった活動に参加していることが早くコツをつかむことにつながっているのかもしれない。自分でできるという自信がつき、自分でやりたいという気持ちが強い。

 

・場所が小学校の体育館ということで扉、窓を全開にして行ったが、やはり暑かったようで、汗だくになっての作業となった。またその暑さのため疲れが倍増するようで演奏ワークショップの時は疲れきってしまっている子どももいた。

->体力を奪われる、集中力が切れやすくなるなど、温度の影響は大きい。

 

・クラフトナイフの教え方ほぼ完成(大谷)

->左手の部分をスタッフがやってあげる。それでナイフの刃の角度や削る感覚をナイフを持っている方の手で感じてもらう。そうすると驚くほど上達する。参加者(大人)に、大谷さんの「魔法の左手」と言われた!

ただし、ナイフの刃より前に手がいくと危ないのでそこだけはしっかりと注意して見ておく。

力が足りなくて削りにくい場合は棕櫚の先を机につけた状態で置いて削ってみる。

 

・やり方をノウハウ化する。

->過去の事例を参考にしてパターン別に対応できるようにしておくと、全員が同じサービスを提供することができる。ナイフのみ、演奏のみのように切り分けてもいいかも。ドラムサークルを作る。ファシリテーター:笠松(ドラムサークルリーダー)

 

・基礎的なことのスキルアップをしていきたい。

->例えば鉛筆削り大会みたいなのをやってみたい。

 

8月25日(土) コミュニケーションミュージック養成講座@箕面

 

時間:10:00~15:00(結果的に16時まで延長)

会場:箕面市中央生涯学習センター

参加者:子ども13人 大人14人 合計27人

主催:NPO法人生涯音楽アカデミー

製作楽器:竹スリットドラム、カシシ

スタッフ:高玉、大谷、北村、小林、岡本、山根、東、林、渕田

 

▼報告

箕面市生涯学習センターにてNPO法人生涯音楽アカデミー主催のコミュニケーションミュージック養成講座の一環としてワークショップを実施。

10時から12時竹スリットドラムづくり、13時から15時カシシづくりという通常より短い時間内でのワークショップ(結果的には16時まで時間延長)の設計だった。今回は先方が「大人の方を目的とした講座であり子どもと同じものをそれぞれが作ることに意義がある」という趣旨だったため、通常のワークショップとは異なる対応。大人と子どものペアを作り一緒に作業を進める。また参加者の数も多かったため、通常のワークショップ以上にケガに注意し行った。結果ケガ人は2人。どちらも引き回し鋸によりかすり傷程度だった。

 

▼気付いたこと、改善策

・カシシづくりの最中に飽きている子どもが多かった。

->長時間は向いていない。通常なら1日に2個の楽器を作るというスケジュールは組まない。

 

・カシシづくりは初めてだったためどのようにサポートすればいいのかわからなかった。

->カシシづくりのワークショップはまだ回数も少なく、サポートの仕方も確立できていない。基本的には子どもに全部やらせたいが、最後の部分はある程度サポートしないと閉じることができない。今後どのようにサポートすれば子どもが飽きずにつくることができるかも含めてサポートの仕方を考える。

 

・カシシづくりは単純作業の繰り返しのため子どもが飽きやすい。

->ひたすら声をかける。前、後ろ、前、後ろのように編んでいくときに声をかけるだけでも飽きにくい。

 

・竹スリットドラムのマレットづくりの際のナイフの使い方を教えるのが難しい。こわい。

->現在は慣れたスタッフが教えている。ナイフを持っていない手の方が危ないのでそちらをサポートすると、ナイフを持っている手の方が感覚をつかむことができる。今後みんなが教えることができるようにきちんとノウハウにしたい。スタッフの研修。

 

・どこまで介入していいのかわからない。

->やってあげるのではなくまずは姿勢を直してみる。たとえば引き回し鋸で竹を削る作業で、うまくいかないときは体と鋸が近すぎることが多いので、体と鋸との間を離した姿勢で試してみるなどすると、コツをつかんでうまく削れるようになったりする。

 

 

▼感想(ふりかえりより)

・竹スリットドラムづくりの際、鋸で竹を削る作業を大人がほとんどやってしまうのを、どのように言ったらいいかわからなかった。

 

・今回は子どもとあまり接することができなかったが、その分大人の参加者と話ができて楽しかった。

 

・親御さんからこういうことは学校でも経験することがないのでとてもいい機会、いい経験になったということを言われて、それを聞いてとてもうれしかった。

 

・引き回し鋸で竹を削る時の姿勢があまり良くなかったので説明したがうまく伝わらなかった。他のスタッフ(高玉)の教え方を見ていたら、さっきまで飽きていたのに子ども集中力が変化したことに驚いた。

 

・スタッフそれぞれの子どもに対する向き合い方が悩みつつも自信につながっていっている。

 

8月5日(日) なつやすみ☆バンビオこどもひろば「つくって、鳴らそう!竹のタイコ♪」@長岡京

時間:13:00 ~ 16:30

会場:長岡京市中央生涯学習センター

参加者:子ども6人 大人2人(付き添いの大人4人)  合計12人

主催:長岡京市中央生涯学習センター

製作楽器:竹スリットドラム

スタッフ:高玉、大谷、梅田、北村、藤田、岡本、山根、衣笠、岩本

※午前中、同じ会場にてボランティア研修を実施。

 

▼報告

なつやすみ☆バンビオこどもひろば「つくって、鳴らそう!竹のタイコ♪」にて竹スリットドラムのワークショップを実施。今回は新しいことを2点取り入れた。

 

1 作り方の説明のところで、高玉、大谷による引き回し鋸のデモンストレーションを取り入れた。

->実際に作っているところを見てもらうことによって子どもたちの関心を一気こちらに向けることができた。また、「どうやったらあんなに早く切ることができるのだろう」と、子どもたちが自分の切り方を考えるきっかけにもなったようだ。結果、取り入れたことはよかったと思う。

 

2 演奏ワークショップで、2チームに分かれて簡単なリズムで掛け合いをする。演奏の始まりと終わりの合図のリズムを決める。

->簡単なリズムにすることによって、小学校低学年の子どもも楽しく演奏することができた。始まりと終わりのリズムが決まっていることにより、演奏にメリハリが出た。

 

新しい試み2点はどちらも効果があったように思うので、今後も取り入れていきたい。

今回は会場が長岡京ということで、参加した子どもの中には竹でコップを作ったことがあったり、竹引き鋸を使ったことがある、また宿題で竹のことを調べているなど、さすが竹の町だと感じた。ケガ人は2人。どちらも引き回し鋸によるかすり傷。

 

▼気付いたこと、改善策

・前回は子どもが作っているのをだいぶ手伝ってしまったので、今回は手伝わないでおこうと思っていたが、担当した子が小1だったのでもう少し手本を見せるなど手伝ってもよかったのかもしれない。

 

・大人の参加者がとても生き生きとされていたので、今後大人向け(高齢者向け)のワークショップを企画してもいいかもしれない。

 

・どうしても集中することができない子にどうしてあげればよかったのかなと思った。

->時間がゆるす限りとことん向き合う。本人に判断にまかすよう話し合う。どうしても無理なら家に持って帰ってからやるか、もしくは本人がもうできなくてもいいというならそれでもいい。

 

・周りの音、周りの人が気になって気が散ってしまう。

->あまり周りの人たちが見えないように向きを変えてみる。

 

▼感想(ふりかえりより)

・とても楽しかったし、子どもも親も楽しんでいたのでよかった。

・子どもとの接し方、ワークショップの進め方、内容等とても勉強になった。自分のやっているワークショップでも楽しくする工夫を取り入れたい。

・担当した子どもが慣れていたのでとても早く完成した。余った時間で学校のことなど色々な話を聞くことができコミュニケーションが取れたのがよかった。

出来上がった時の笑顔がとてもよかった。

・2年前にボランティア研修に参加した時よりも、作りやすそうに思えた。->説明がわかりやすくなっている。

・付き添いの親御さんも一緒に楽しめる演奏ワークショップがとてもよかった。

・スリットドラムをうまく演奏することよりも、その場をいかに楽しむか、に集中した演奏ワークとしてみた。そのため、ジェンベ他、様々な楽器を取り入れ、またプロのファシリテーターを参考に場づくりに集中した。親御さんも参加し、全員でのワークとしたことが功を奏し、結果として、今までで一番充実したワークになったと感じている。

 

 

7月21日(土) ドラミングハイ・プレイベント「楽器づくり&演奏ワークショップ」@高槻

時間:13:00~16:00

会場:高槻現代劇場・中ホール 

主催:手づくり楽器の森

参加者:子ども5人 大人3人 合計8人

製作楽器:竹スリットドラム

※午前中、同じ会場にてボランティア研修を実施。

 

【ふりかえり】から

・ボランティアとして参加したが、子どもたち以上に楽しかった。

・4才の子どものサポートをしたが、大人でも根気のいる作業なのに一人でやろうとする集中力に驚かされ、また出来上がった時の「どや顔」がとてもよかった。

・今まで子どもは絵を描く時など先生に「空は青」「雲は白」のように教えられてその通りに描くといったようなイメージがあったが、今日は子どもたちが自由に考えて作業をしているのがよかった。

・サポートした子どもが2度目のスリットドラム作製だったため、逆にリードしてもらった。出来上がったときの喜んだ顔を見てよかった!と思ってうれしかった。

・サポートしたのが小さな子どもだったが、本当によくがんばる子だった。お母さんがいないときは黙々とがんばっていたが、お母さんが戻ってくると「やって〜」とお母さんに甘えてしまう。

 ・大人の自分が作っても大変だったので子どもが作るのは本当に大変だろうなと思ったけど、とてもがんばっていた。子どもとどう接していいのかがわからなかったが、他のスタッフを見ていたら「ああ、こういう風に言えばいいのか」と参考になった。

・大人の参加者をサポートしたが、子どもよりはりきっていて楽しそうだった。

・お父さんと子どもの参加者をサポート。お父さんは最初手伝っていたが、こちらのスタンスをわかってくれたのか、途中からサポートに徹してくれて子ども中心でやってくれた。スタッフはそれを見守っていた。親子の場合はこちら側は極力見守って親子でやってもらうのがいいと思う。

・演奏はあれだけの人数でやると迫力があってとてもよかった。今回はスリットドラム、カフォン、段ボールドラムと音も色々あったこともありとてもよかった。

・当初3名の予定だった参加者も増えて充実していた。また午前中にボランティア研修をして午後すぐに子どもたちのサポートをしたため、技術面でのイメージがつかみやすかったと思う。

・子どもとの距離感はずっと見ているとだんだんわかってくる。

・手伝うときは「あなたがヘタだからやってあげる」というのではなく、「ぼくがやりたいからちょっとやらせて」みたいに、言い方は常に気をつけている。

・子どもが一生懸命作っているところを見たら、本当にこの活動をやっていてよかったなと思う。

・事前にばたばたとしたが、ボランティアスタッフみんなががんばってくれたから結果的にはよかった。

・子どもとどう付き合うかということに私たちは「楽器を作る」ということと「演奏をする」ということでアプローチしている。子どもの意見を尊重する。休憩のタイミングなど。

・子どもとの距離感、接し方など、最初はうまくいかないのは当たり前。回数を重ねるごとにだんだん慣れてくる。

・今まで演奏ではアフリカっぽいリズムにこだわっていたが、今回のセッションは簡単なリズムだったがまとまっていたし参加者も生き生きしていた。今後の演奏の際の参考になった。

 

【課題と対策】

・子どもたちの作業をどこまでサポートしたらいいかというのが難しい。物を取りに行ったりするのも子どもにやってもらうのがいいのか、取って来てあげる方が早くていいのか。

・どこまで介入したらいいのかがわからない。

・親子参加の場合もどこまで入っていっていいのかわからない。

->基本的に作業は子どもに全部やってもらう。次の道具を取りに行くのも自分で選んで取って来てもらうのも体験のひとつ。

 

->手伝うことは悪いことではない。飽きてしまったり、どうしてもうまくいかない場合は、こういう風にやればうまくいくというところを実際にやって見せるというのも良い。子どもたちはそれを見て自分のやりやすいやり方を見つける。

 

->子どもの状態をよく見てどのように行動するかを決めればよい。休憩するとか、体勢を変えてみるとか、少しだけやって見せてみるとか。

 

->親子で参加の場合は親にサポートしてもらって子どもが作るというのを見守る。

 

・小3の子をサポートしたが、お母さんがいないと集中できないみたいでよそ見が多かったのであぶなっかしかった。そういうときにどういう風に声掛けしたらいいのかがわからなかった。

 

->同じことを繰り返し言ってみる。何度も聞いているうちにわかってくれることもある。

 

6月10日(日) 楽器づくり&演奏ワークショップ2012@高槻

時間:13:00~18:00

会場:高槻市総合市民交流センター 

主催:手づくり楽器の森

後援:大阪ボランティア協会

参加者:子ども8人 大人7人 合計15人

演奏ワークショップ講師:ひきたまさん

製作楽器:竹スリットドラム

スタッフ:高玉、大谷、北村、梅田、小林、白井、藤本、堀、笠松、野口、北村

 備考:子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)助成金事業

 

▼報告

子どもは幼児から小学生が参加した。今回は運営委員の他にボランティアスタッフ5人の協力もあり、充実した環境で実施でき、子ども一人ひとりへのサポートが実施できた。音楽ワークショップはひきたまさんに依頼した。音楽ワークショップでは大人(親)にも楽器を持ってもらい一緒に行った。アンケートやふりかえりからも満足度の高い結果が得られた。前回のワークショップで課題に上がっていた「司会」を導入、スムーズで余裕のある進行ができた。(報告者:大谷)

 

▼「気づいたこと、課題、改善提案」

・休憩しようといってもやりたがっている姿がよかった。

→笑顔が少なかったもっと笑顔で接してあげられたらよかった。

→子どもは愛想笑いをしない。笑わないからと言って楽しんでないわけではない。

→笑顔の多さが指標ではない。

 

・3歳児、作業が上手にサポートできなかった。

→もっとサポートスタッフがやってあげてもよかったのかもしれない。

→幼児自身ではできない作業でもお手本を見せてあげるのも重要。

 

・親が子どもにさせながらサポートできていた。

 

・刃物を1歳児が持っていたので下に置かないようにする。

 

・ワークショップの時間が長かった。適切な時間よりは長すぎたように感じる。

→作業が終わったくらいの時間でちょうどよかったかもしれない。(3~4時間程度)

→もうすこし演奏をしたい、と思えるくらいでちょうど良い。

 

・時間が長いからよかった部分もある。

→楽器づくりWSでは、一つの工程を全員が終わるまで待てるので余裕をもってできていた部分もある。

→作業が遅れている子どもは自分でやっているから遅れている。劣等感をもたないようにしたい。

→作業が遅れている子どもは周りの様子がプレッシャーにならないように、周りが見えない向きに変えてあげた。

→アンケートを書き終わるまで待てる時間があった。

 

・頑張っている子どもの様子は連絡ノートなど、スタッフの感想を伝える工夫をしたい。

 

・自分で最後までやりきった子どものドラムは傷だらけになっている。

→何度も引廻し鋸で竹に傷をつけながらやりきっていた。

→大人はみているだけでいい。

→子どもは自分で休むタイミングをわかっている。

 

・集合写真をとると良い。

 

・最初に体をほぐすようなものをしてはどうか。

→「後出しジャンケン」、体操など。

 

・けがの防止

→サポートする人軍手を着用してもらう。

→抑え方、のこぎりの使い方についてレクチャーの工夫をする。

→大人の方が慣れてくるとけがをしやすい。

→サポートする側の押さえ方を確立する。

 

・途中で帰る予定だった子どもも最後まで残ってくれた。

 

・途中で飽きてしまう子どもに対してどう接するのか

→作業がうまくいっていると感じられると作業に集中できる。

→本当に飽きている場合はケースバイケース

 

・スタッフの人数が十分だと写真撮影などにスタッフが回れる

 

・子どもとの距離感の取り方、詰め方

 →人によって違う。

 

・言葉で説明しきらなくてよい。

・大人用(親)の楽器があればよい。

 

6月2日(土) ボランティアスタッフ研修@高槻

会場:高槻市総合市民交流センター 

主催:手づくり楽器の森

参加者:7人

スタッフ:高玉、大谷、北村、梅田、小林

 

▼報告

・ボランティアスタッフ希望者向けの研修として、通常のワークショップと同様の竹スリットドラムづくり&演奏ワークショップを実施した。終了後のアンケートから参加者全員がボランティアスタッフとしての活動を希望。(報告者:大谷) 

 

・参加者に作ってもらうことの方に集中していたため、子どもをサポートする時の注意点などの説明が少なくなってしまった。次回ボランティア研修を開催するときは参加者にサポートする側も体験してもらってみるのもいいかも。

・参加者に作ってもらうことの方に集中していたため、子どもをサポートする時の注意点などの説明が少なくなってしまった。次回ボランティア研修を開催するときは参加者にサポートする側も体験してもらってみるのもいいかも。(報告者:北村)

 

・ボランティアで関わってもらう人には、子どもと一緒に作る時の距離感や具体的な方法を伝えられれば良かった。楽しさや学びの場としては体験型の研修会が手楽器としては合っている。(報告者:梅田)

 

第一回のボランティア研修に比べて、参加表明してくれた方が全員というのが嬉しい。当時体験して関わってくれているのは忍ちゃんだけ?やもんね。それだけ安定感のあるワークショップというか、ボランティアにとって伝えるべきところを大きくは外していないんだろうなと考えてます。ワークショップ経験を重ねてきた、しっかり振り返りを行って蓄積してきた、ことの結果ですね!この活動は「ライブ」であることを知ってもらって、それを大事にして欲しいってことをお伝えすれば、感覚がつかみやすいのかなと思っています。常に子ども、竹、工具、空気感などなどは違いますと。だから、その瞬間瞬間に何が良いのか、考えながら子どもたちとのセッションを楽しんでね、と。

(報告者:高玉)

 

3月25日(土) はびきの市民大学公開講座「竹でつくろう、かなでよう」@LICはびきの

会場:LICはびきの

主催;はびきの市民大学

参加者:親子16組

スタッフ:高玉、大谷、北村忍(兼写真撮影)、梅田、小林、松尾、LICはびきのスタッフの皆さん

 

▼報告

主催であるはびきの市民大学の広報活動が適切で、募集定員15に対して20組の応募があり当日16組が参加した。当日も手づくり楽器の森の活動趣旨をご理解いただくなど、とてもやりやすい環境でワークショップが実現した。大谷による楽器作り説明中、子どもたちの集中が落ちるという問題があったため、今後は司会を別に置き、楽器作り実演と役割分担をおこなってみる予定。今回はLICはびきののスタッフのみなさんに協力いただいたため、十分な体制をとれたが、今後は手づくり楽器のスタッフ数もさらに充実させたい。(報告者:大谷) 

 

▼「課題と改善提案」(振り返りより)

・楽器作りの説明に司会を置き、実演と役割分担する。

・説明は、前に集まってもらって見えやすい位置でやる。

・サポートで竹を押さえる押さえ方の方法を確立して、親とスタッフ向けにレクチャーがあったほうがいい。(ケガの危険性がある)

・サポートする際に子どもとの距離感のとり方の難しさを感じた。

・子ども自身にできるということを気づかせる技術、すぐに手を出さずに待つことが必要。

・スタッフは「ちょっと濃い目のキャラを出す」ことで子どもの印象に残る時間をつくる。

・左利きの子もいるので左利き用のクラフトナイフの準備も必要。

・マレット素材、新たにシュロの葉の根本を使ってみたところ、削りやすく強度や長さも良かった。シュロの葉の元の材料調達の方法を要件等。庭にシュロが植わっていて葉を切っても良いという方いらっしゃいませんか?

 

▼「良かった点」(振り返りより)

・時間を忘れてずっとやる没頭する子がいた。そういう時間が大切。

・30〜40分、作業に集中している子がいた。

・演奏WSのソロで子どもの顔が良くなっていくのがわかった。

・ソロ演奏は一見するとダラダラしているように見えるが、とても重要な時間で、あれでいい。ずっと自分の番を待っている子もいる。

・集中していって子どもの顔が変わるのがわかった。

・太い竹の輪切り、やり遂げた感が見て取れた。

・子どもを褒めるとそのお父さん、お母さんも子どもを褒めだす。褒めやすくなる。

・「しんどいけど嫌じゃない。最後までやりたい」という子がいた。

お知らせ

2012.10.30 10月13日(土)14日(日)に実施した「つくりまくりキャンプ2012」の映像を実施レポートにアップしました。ぜひご覧ください。

2012.10.6 手づくり楽器の森の活動を紹介する漫画を作りました(作:下中絵里加さん)。ぜひご覧ください。